お茶引きホストは悪口?ホストでの『お茶を引く』の意味と3つの回避方法
「ホストがお茶を引くってどういう意味があるの?」
「お茶引きホストってどんな時に使うの?」
日本人になじみ深い「お茶」を使った言葉の中でも、『お茶を引く』『お茶引きホスト』はホストクラブで耳にする機会がある言葉。
のんびりしたイメージのある言葉ですが、実はあまり良い意味の言葉ではないため、ホストが間違った使い方をすると自分の価値を損なうこともあるので要注意!
そこで、この記事では『お茶を引く』の正しい意味やその由来・使い方に加えて、『お茶引きホスト』になりやすい3つのホストや『お茶引きホスト』にならないための3つの方法を解説します。
この記事を読めば、『お茶引きホスト』を乗り越えて、一流の人気ホストに近づけることができますよ!
目次
1.『お茶を引く』=指名がなく暇なホスト
ホスト業界で耳にする『お茶を引く』とは、指名がなくて暇なことです。
なぜ『お茶を引く』ことが暇や不人気を意味するのか不思議に感じる方も多いでしょうが、言葉の由来を知れば納得するはず!
『お茶を引く』の言葉の由来を、使い方と合わせて解説します。
(1)『お茶を引く』の由来
暇を意味する『お茶を引く』の言葉の由来は、江戸時代の吉原遊郭といわれています。
その頃、遊郭でお客が付いていない遊女に「お茶を引いておいて」とお願いすることが多かったようです。
専用の機械がない時代、茶臼を使って茶葉を引いて粉末にするのはとても時間も手間もかかる作業。
それを暇を持て余している遊女にお願いしたことから、『お茶を引く遊女』=『指名がなくて暇な人』を表す言葉となったのです。
由来を見ればわかるように、厳密には『お茶を引く』ではなく『お茶を挽く』が正しい漢字。 が、最近では『お茶を引く』と表されることが多くなっています。
ちなみに、『お茶を引く』の類義語として『坊主』もありますよ。
(2)『お茶を引く』の使い方
『お茶を引く』の使い方を解説します。
ホストが『お茶を引く』を使うのは次のようなシーンです。
開店からずっとスタンバイしているのに全く指名が付かない時に「自分は今日はお茶引きになりそう」。
全く指名が付かないホストに対し、周囲がこっそり「あいつは今日もお茶引きホスト」。
このように、自分で言う場合は自虐、他者から言われる場合は侮蔑となります。
つまり、『お茶を引く』『お茶引きホスト』は、ホストの世界でもあまり良い意味で使われる言葉ではないのです。
(3)お客様に対して使うのはNG
『お茶を引く』は、ホスト同士やホストクラブ内で使うのはOKですが、お客様に対して使うのはNGです。
お客様に営業を掛ける時に『お茶引きだから来てほしい』と言ってしまうホストもいますが、それはおすすめできません。
なぜなら、『自分は人気がないホストです』『俺は売れないホストです』と言っているようなもので、『お茶引き』を使うことで自分の価値をさらに貶めてしまうことになるからです。
ホストはブランディング・セルフプロデュース・イメージ戦略が大事。
現実は『お茶引きホスト』であっても、それをお客様には一切悟られないようにしましょう。
2.お茶引きホストになりやすいホストの3つの特徴
次に、『お茶引きホスト』になりやすい3つのホストの特徴を解説します。
- 新人ホスト
- 営業に熱心ではないホスト
- 接客に問題があるホスト
新人ホストを除き、ホスト歴の長いホストが『お茶引き』になることが多い場合、ホストとしての自分を見直す良い機会です。
次に1つずつ解説していきますね。
(1)新人ホスト
1つ目の『お茶引きホスト』になりやすいホストの特徴は、新人ホストです。
しかし、新人の頃は指名が取れないのが当たり前。
新人の頃は『お茶引きホスト』が普通ですから、特に気に病む必要はありません。
それどころか、新人のうちは『お茶引きホスト』であることはチャンス!
ヘルプについた先輩ホストの接客テクを学べる機会が増えますし、いろんなお客様に顔を覚えてもらう機会も増えます。
新人ホストの場合、『お茶引きホスト』として多くの経験を積んでいくうちに指名が付いて『お茶引きホスト』を卒業できることでしょう。
(2)営業に熱心ではないホスト
2つ目の『お茶引きホスト』になりやすいホストの特徴は、営業に熱心ではないホストです。
お客様は、放っておいても向こうから勝手に来てくれるものではありません。
お店に足を運んでもらうために、多くのホストが仕事の時間外にお客様にメールやLINE、電話などの営業を積極的に掛けています。
そういった地道な営業を怠るホストのお客様は自然と離れていき、別のホストクラブに乗り換えてしまうことでしょう。
一度、指名が取れたからといってホストは慢心して気を抜いてはいけません。
手抜きホストがお客様に指名をし続けてもらえるほどホストの世界は甘い世界ではないのです。
(3)接客に問題があるホスト
3つ目の『お茶引きホスト』になりやすいホストは、接客に問題があるホストです。
人気商売であるホストは、お客様に選ばれてナンボの仕事です。
接客に問題があってお客様に嫌われてしまい、指名が取れなければ、必然的にベテランでも『お茶引きホスト』になってしまいます。
新人でもなく、営業もしているのに『お茶を引く』ことが多いホストは、自分の接客を見直しましょう。
3.お茶引きホストにならないための3つの方法
『お茶を引く』ホストにならないための3つの方法を解説します。
- ガンガン営業する
- 自分を磨く
- 周囲にアドバイスをもらう
正直な話、新人以外のホストが指名が取れない状態が続く『お茶引きホスト』になると、ホストクラブ内での肩身は狭くなり立場も弱くなります。
そうならないように参考にしてください。
(1)ガンガン営業する
『お茶を引く』ホストにならないための1つ目の方法は、ガンガン営業をすることです。
休みの日はゆっくり休みたいかもしれません。
しかし、『お茶引きホスト』になりたくなければ普段から丁寧で地道な営業を続けるようにしましょう。
お客様は、ホストの熱意に心を動かされてお店に来てくれるのです。
その証拠に、人気のあるホストはお店だけでなくお店の外でも常に努力しています。
「休みたいな」「面倒だな」と思わず、積極的に営業を続けましょう。
その努力が指名となって自分に返ってくるはずです。
(2)自分を磨く
『お茶を引く』ホストにならないための2つ目の方法は、自分を磨くことです。
外見だけでなく接客テクやトークテクを磨き、お客様に「このホストに接客してほしい」と思われるようなホストになれるように努力をしましょう。
そうすれば、お客様からも好かれるホストになり、指名ももらえて『お茶引きホスト』を卒業できるはず。
(3)周囲にアドバイスをもらう
『お茶を引く』ホストにならないための3つ目の方法は、周囲にアドバイスをもらうことです。
頑張っているのに『お茶引きホスト』になってしまうのは、自分を客観視して、ホストとして不十分な点や至らない点を改善できずにいるのが原因であることも少なくありません。
だからこそ、周囲の人の冷静かつ客観的なアドバイスが必要なのです。
しかし、ホスト歴が長くなればなるほど人に自分の欠点を尋ねるのはプライドが許さないと感じる方もいることでしょう。
が、聞くは一時の恥・聞かぬは一生の恥。
ホストに置き換えると、聞くは一時の恥・聞かぬはホスト人生の損です。
自分のプライドやメンツはひとまず横に置いておき、人気ホストや先輩ホスト、あるいは支配人などから冷静なアドバイスをもらいましょう。
一皮むけることで脱『お茶引きホスト』ができますよ。
まとめ
ホストにとって『お茶を引く』は、暇・不人気といったネガティブな意味を持つ不名誉な言葉です。
しかし、別の角度から見るとホストとしてワンランク上げるチャンスでもあります。
新人はホストの基礎を作る時間、経験者はホストとしての自分を見直し再構築する時間ですので、『お茶を引く』ことを経験することも大事なことといえます。
そのため、もし今日が『お茶を引く』日だったとしても、そこで腐らず、ポジティブに『お茶を引く』ことと向き合いましょう。
そこが『お茶引きホスト』が『人気ホスト』に変わるターニングポイントになるはずです。
なお、以下の記事でもお茶引きホストについて解説しているので、併せて読んでみてくださいね!
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