絶対にやってはいけない！ホスト最大のNG行為『爆弾』の種類とペナルティ

「ホストクラブの爆弾って何？」
「どんなことが爆弾に当たるの？」

そんな疑問をお持ちではありませんか？

ホストクラブの『爆弾』は、ホストクラブで働く者なら必ず理解しておきたい大事な項目の1つ。

なぜなら『爆弾』行為をしてしまったホストは致命的なダメージを受けることになるからです。

そこで、ここではホストのタブー『爆弾』について、どんな行為が『爆弾』に当たり、どんなペナルティを課されるかについて解説します。

「知らなかった」「聞いてない」では済まされない重大な問題なので、ホストクラブで働きたいと思っている方はしっかり『爆弾』について理解しておきましょう。

１．『爆弾』＝ホストのタブー

『爆弾』とは、簡単に言えばホストクラブに勤めるホストが絶対にやってはいけない禁止事項で、お店に損害を与える行為全般やお客様に不快感を与える行為を指します。

中でも、『お客様の横取り』は、キングオブ『爆弾』ともいえる最大のタブーです。

ホストのことをよく知らない方でも聞いたことがあることでしょう。

が、それ以外にも『爆弾』とされる行為が色々とあり、お店によっても規定が異なるので注意が必要です。

もし、知らない間にお店の『爆弾』に当たる行為をしてしまった場合、「知らなかった」「わからなかった」では済まされません。

ルールに厳しいホストの世界、『爆弾』をしたホストには、違反のレベルに合わせた厳しいペナルティが課されることになります。

また、『爆弾』をしたホストに対する周囲のホストの目やお店の対応も厳しくなり、そのお店で働き続けることが難しくなることも。

楽しくホストとして働くなら絶対に触れるべきではない危険ゾーン、それが『爆弾』なのです。

２．ペナルティ別に解説！爆弾の種類

次に、ペナルティ別に、ホストクラブの禁忌事項『爆弾』について解説します。

1. 『注意』レベルの『爆弾』
2. 『罰金』レベルの『爆弾』
3. 『罰金+退店』レベルの『爆弾』

一口に『爆弾』といってもその内容によってレベル分けされ、『爆弾』をしたホストにはそのレベルに見合ったペナルティが課されることになります。

お店によって『爆弾』の内容は異なりますが、一般的に『爆弾』とされる行為とペナルティについてみていきましょう。

（１）『注意』レベルの『爆弾』

注意レベルの『爆弾』は2つあります。

1. ホスト同士のトラブル
2. 不真面目な勤務態度

より大きな『爆弾』と比べると比較的軽微とされる問題行為ですが、軽く考えてはいけません。

お店で重要な地位にある支配人やスタッフからの厳しい口頭注意なので、怒られ慣れていない人だと泣いてしまうかも？

＃１：ホスト同士のトラブル

注意レベルの1つ目の『爆弾』は、ホスト同士のケンカや言い争いなどのトラブルです。

真剣に働いていれば腹が立つことや許せないことの1つや2つ、ホストクラブ内で起こることも仕方がありません。

しかし、そのホスト間のぎすぎすした雰囲気や空気の悪さはお客様にも伝わり、お店への来店回数が減ったり、注文数が減るなどお店の損害につながります。

また、顔も大事な商売道具であるホストの顔に傷をつけてしまったり、ケガをさせて出勤できなくさせてしまったら一大事！

同じようにお店に大きな損害を与えることになるため、ホスト同士のトラブルはご法度。

同じホスト仲間とは仲良くするようにしましょう。

＃２：不真面目な勤務態度

注意レベルの2つ目の『爆弾』は、遅刻や無断欠勤などの不真面目な勤務態度です。

これはホスト特有の問題行為ではなく、どんな仕事でも許されないことです。

生活がルーズになりやすいホストのお仕事ですが、勤務時間はしっかり守って働くようにしましょう。

（２）『罰金』レベルの『爆弾』

罰金レベルとされる『爆弾』は3つあります。

1. お店を壊す
2. お客様の個人情報を聞く
3. お客様は他のホストの情報を漏らす

罰金は『爆弾』の内容やお店の規定によって異なりますが、5～30万円程度です。

＃１：お店を壊す

罰金レベルの1つ目の『爆弾』は、お店を壊すことです。

飲みすぎて暴れた、ケンカして暴れたなど店内の備品や室内を破壊すれば、弁償するのは当たり前。

これはホストクラブに限ったことではなく、一般社会でも当然のことですね。

ホストクラブでは、弁償に加えて罰金も支払うことになります。

お店を壊したことで修理のために開店時間が遅れた、通常通り営業できなかったなどの損害に対するペナルティとなります。

お店のものは、自分のものと同じように大切にしましょう。

＃２：お客様の個人情報を聞く

罰金レベルの2つ目の『爆弾』は、お客様の個人情報を聞くことです。

お客様の生年月日や住所、家族構成や職業などプライバシーを根掘り葉掘り詮索するのはホスト失格。

また、お客様の容姿のことを言ったり、暴言を吐くのもNGです。

お客様が不快感を感じるような接客をホストがすると、お客様はお店に来なくなり、お店に損害を与えることになります。

お客様には適切な距離感を持って誠実に接客しましょう。

＃３：他のお客様や他ホストの情報を漏らす

罰金レベルの3つ目の『爆弾』は、他のお客様や他のホストの情報を漏らすことです。

これも一般社会でも当たり前の禁忌事項ですが、お酒の入った席だとぽろっとしゃべってしまうホストも少なくありません。

しかし、口の軽いホストもホスト失格です。

漏れた情報がどのように悪用されるかわかりませんし、他のお客様やホストに迷惑をかける可能性も低くはありません。

情報漏洩と同様に、他のお客様やホストの悪口を言うのも『爆弾』とみなされます。

「私も別のテーブルで悪口言われているのかも」とお客様に不安を与えるような行為は間違いなく『爆弾』。

自分以外の情報や悪い話は一切漏らさないように接客しましょう。

（３）『罰金+退店』レベルの『爆弾』

ホストの『罰金』の中でも最も重いとされる罰金+退店レベルの『爆弾』も3つあります。

1. 年齢制限に抵触するお客様を入店させる
2. お店や他ホストのものを盗む
3. 他ホスト指名のお客様を横取りする

お店に与える損害が計り知れないこの3つは、ホストが絶対にやってはいけない『爆弾』です。

一般的に、30~100万円程度の重い罰金が科せられるのに加え、問答無用で退店させられるケースも少なくありません。

さらに、それに加えてお店の近辺に立ち寄り禁止など厳しい条件を付けられることもあります。

＃１：年齢制限に抵触するお客様を入店させる

罰金+退店レベルの1つ目の『爆弾』は、年齢制限に抵触するお客様を入店させることです。

風営法では18歳未満のお客様の入店は禁止されています。

それをホストが18歳未満のお客様と知っていて入店させるのは間違いなく法律違反であり、違反したことが明らかになった場合はお店の存続自体に関わる深刻な問題となります。

ホストクラブによっては、トラブルを避けるために高校生は禁止・20歳以上などさらに厳しいルールを設けているお店もありますが、これを破った場合も同様です。

ホストの中には、売上や指名数を増やしたくて年齢制限に抵触するお客様をこっそり入店させる人もいます。

しかし、年齢問題は一発アウトの深刻な『爆弾』なので、お客様の年齢は必ず確認し、年齢の面でトラブルが起こらないようにしましょう。

＃２：お店や他のホストのものを盗む

罰金+退店レベルの2つ目の『爆弾』は、お店や他のホストのものを盗むことです。

お店の売上や飲み物や装飾品、他のホストの私物などに手を付けるのは当然犯罪です。

ホストとしてだけではなく人として許されない行為ですので、絶対にやらないようにしましょう。

＃３：他ホスト指名のお客様を横取りする

罰金+退店レベルの3つ目の『爆弾』は、他のホストを指名しているお客様を横取りすることです。

ホストクラブは基本的に永久指名です。

ヘルプについたホストや別のホストが横取りしようとする行為は、ホスト界最大のタブーであり、最悪の『爆弾』とされます。

お客様の横取りには、枕だけでなく、連絡先の交換も含まれるので注意が必要です。

軽い気持ちで本指名のいるお客様に連絡先を聞くのは一発アウト！

お店と指名を受けているホストに多大な損害と迷惑をかける行為なので、絶対にやらないようにしましょう。

まとめ

どんな業界にもルールがあるように、ホストクラブにもホストクラブ独自のルールがあります。

それを破る『爆弾』行為にはもれなく厳しいペナルティが付くため、ホストは事前にお店のルールを調べておきましょう。

しかし、そもそも『爆弾』とされる行為は、お店やお客様、他のホストに迷惑をかける行為のこと。

接客する時にはお客様を思いやる気持ちを持ち、働く時にはお店・ホスト仲間を大事にする気持ちを持っていれば、『爆弾』に当たる行動をするはずがありません。

常に周囲への感謝の気持ちを持ち、まじめに働くことが『爆弾』を回避する最良の予防方法ですよ。

以下の記事では、ホスト業界の用語について解説しているので、ぜひご覧ください。