ホストクラブのクイックとは?知っておくべきメリット・デメリット
「先輩から今日は終日クイックだから営業かけろと言われたけどクイックって何?」
「クイックの意味がいまいちわからないけど、周りに聞きづらい」
ホストクラブに入店したばかりの方は意味のわからない用語がたくさんありますよね。
クイックという言葉もその一つですが、ホストとして働くなら必ず覚えておくべきです!
今回はホストクラブで使われるクイックという言葉の意味、そしてクイックを使うメリットとデメリットを紹介します。
この記事を最後まで読めばクイックという仕組みの意味がわかり、お客様に自信を持って営業できるようになりますよ!
なお、ホスト業界の覚えておくべき用語全般について、カテゴリー別に詳しく解説していますので、是非あわせてご覧ください!
目次
1.ホストクラブで使われるクイックとは
ホストクラブで使われるクイックとは何かを知っておきましょう。
- クイック制度・クイックシステム
- 早く帰らせろという隠語
クイックは2つの意味があります。
1つ1つ詳しく用語の意味を解説していきますので、クイックの意味を知るためにしっかり先を読んでいきましょう。
(1)クイック制度・クイックシステムという意味
ホストクラブで使われるクイックとはクイック制度・クイックシステムのことです。
クイックシステムとはセットと指名料込みで通常よりも安く飲める制度のこと。
お店によって内容は違いますが、例えば90分指名料込み、ハウスボトルと割りもの付きで1万円などの価格設定になっていることが多いです。
お客様への還元として早い時間の入店のお客様に使わせたり、客入りの悪い日に終日クイックシステムが使えるようにしているお店もあります。
ホストが使うクイックという言葉は大概はこのクイック制度やクイックシステムのことです。
(2)早く帰らせろという隠語
ホストクラブで使われるクイックとは、早く帰らせろという隠語の意味もあります。
もっぱら痛客と呼ばれる素行の悪いお客様や飲み方が汚いお客様に対して使われる言葉です。
要は早く卓を切り上げさせ、退店させたいときにあからさまに「帰らせろ」と言えないのでクイックという言葉で指示を出します。
クイックが早く帰らせろという意味で使われるかはお店にもよりますが、場合によってはこのような使われ方をすることもあると覚えておきましょう。
2.クイックシステムを使う3つのメリット
次にクイックシステムを使うメリットを紹介します。
- お客様は通常よりもお得に飲める
- 指名本数にはカウントされる
- フリーバックが狙いやすい
以上の3つがクイックシステムを使って営業することで得られるメリットです。
お客様に営業する前にしっかり確認しておきましょう。
(1)お客様は通常よりもお得に飲める
クイックシステムを使う1つ目のメリットはお客様は通常よりもお得に飲めることです。
セット+指名料+割りものやドリンクがセットでいつもより2割引程度の値段でホストクラブに来店できます。
通常よりも安く指名のプレイヤーに会えるとなれば、お客様も快くお店に来てくれますよね。
クイックシステムを案内することでお客様にとっても安く指名に会えるので嬉しいものです。
通常時のホストの料金などについて詳しく知りたい方はこちらの記事も参考にしてみてくださいね。
(2)指名本数にはカウントされる
クイックシステムを使う2つ目のメリットは指名本数にはカウントされることです。
クイックで来店した場合は会計が下がってしまいますよね。
しかし指名本数は1本にカウントされるため、月末の成績には反映されます。
指名本数でボーナスや賞金が出る仕組みであれば、売り上げが低くとも本数稼ぎになるのです。
安くてお得なクイックの日は営業の効果が出やすく、指名本数を稼ぐにはちょうど良いでしょう。
(3)フリーバックが狙いやすい
クイックシステムを使う3つ目のメリットはフリーバックが狙いやすいことです。
初回で場内や送りや指名をもらってもフリーが返ってこない場合、クイックを案内することでフリーバックが増えやすいでしょう。
ホストで使命が取れない要因の1つは指名で来店すると金額が高くなること。
特に初回から初指名のハードルが高いのは料金によるところが多いです。
初回に来てくれたお客様にクイックの日を案内することで、気軽に指名をもらえる可能性があります。
クイックで来店してくれた日に楽しませることができれば、次から通常料金で通ってくれるようになるでしょう。
フリーバックがなかなか取れない中はクイックを利用して指名本数を増やしましょう。
3.クイックシステムを使う3つのデメリット
クイックシステムを使うデメリットは3つあります。
- 会計が安くなりがち
- クイックデーにしか来てくれない細客が増える
- プレッシャーになる
ホストの給料にダイレクトに反映する売り上げに関わる部分で不利益が出る可能性が高いでしょう。
(1)会計が安くなりがち
クイックシステムを使う1つ目のデメリットは会計が安くなりがちなことです。
セットと指名料や割りもの込みの値段になるため、売り上げを上げたいホストにはあまり嬉しくないかもしれません。
もちろんクイックでボトルを入れてもらえる可能性もありますが、クイックを狙ってきている客層はできるだけお得に飲みたいと考えている人たち。
そのため思うようにボトルが入らずにフラストレーションを感じることもあります。
割引デーが故に会計が上がらないのはクイックシステムのデメリットです。
(2)クイックデーにしか来てくれない細客が増える
クイックシステムを使う2つ目のデメリットはクイックデーにしか来てくれない細客が増えることです。
お店にクイックを導入している場合、なるべく安く指名に会うためにクイックデーのみに来店するお客様も増えます。
会計を安く抑えたお客様、つまり細客が増えるわけです。
細いお客様が多い場合売り上げを上げるためにとにかく客数を増やす努力が必要になります。
自分が抱えるお客様がクイックをメインで利用している場合は売り上げが上げづらく、客数が増えて営業が大変になるでしょう。
もちろん客数が多いことはお客様が切れたときに急激に売り上げが下がることの防止策にはなります。
バランスよくクイックを利用する層の細客と太客を持てるように努力しましょう。
(3)プレッシャーになる
クイックシステムを使う3つ目のデメリットはプレッシャーになることです。
通常よりもお得に飲める日ですから、当然いつもより客数が呼べて当然というのが暗黙の了解。
この日にお客様をうまく呼べないと焦りを感じたり、他のホストと比べて自分を卑下しがちです。
クイックシステムがあるのにフリーが返せない、指名が来ないというふうに感じ、落ち込んでしまうこともあるでしょう。
お得が故にお客様を呼べて当然と思われてしまい、逆に焦ってしまうこともあります。
まとめ
今回はホストクラブにおいて使われるクイックという言葉の意味やメリット、デメリットについてお伝えしました。
クイックは主にクイックシステムの略で、セットの他に指名やドリンク代が含まれたお得な仕組み。
お客様にとってはお得に飲めて嬉しいシステムですし、営業をかけやすく指名本数稼ぎには使いやすいでしょう。
逆に売り上げ重視のホストにとっては小計が上がりづらい、逆にプレッシャーになるなどのデメリットもあります。
しかしクイックシステムを上手に使えばお客様に営業をかけやすくなり、負担少なくお店の楽しさを感じてもらうことができますよ。
特に初回で指名をもらえた女性がいたら、クイックを案内して初指名を獲得してフリーバックさせて次に繋げましょう。
クイックという仕組みを理解して活用すれば、指名本数やフリーバックの増加が見込めて結果的に売り上げもアップしますよ!
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