店も活性化!副業ホストのメリット・デメリットと雇う際の注意点3つ
「副業ホストを雇うとどんなメリット・デメリットがあるの?」
「新しく副業ホストを雇う上での大事な注意事項は?」
ホスト1本で働く本業ホストではなく、新たに副業として働くホストをお店に雇うかどうか迷っていませんか?
実は、オーナーの立場からいうと副業ホストを迎え入れることには経営上大きなメリットがあるんですよ。
この記事では、副業ホストを雇う3つのメリットとデメリットと合わせて雇う上で気を付けたい3つの注意点を解説します。
このご時世、経営上のメリットも多い副業ホストを採用し、お店の活性化に役立てましょう。
目次
1.副業ホストとは
副業ホストとは、本業の傍ら、終業後にホストとして時間制で働く人のことです。
最近では、終身雇用制度の崩壊によって副業をプッシュする企業も増えており、若い男性向きの魅力のある副業として以下の5つの理由でホストクラブを選ぶ方も増えています。
- 仕事が終わった後の空いている時間に、ほかの仕事に比べて高い時給で働ける
- 出勤日や時間を自分で選べる
- お酒が好きな人はお酒を飲める
- 女性とおしゃべりしたい人は女性とたっぷり話せる
- コミュニケーション能力を高められる
若い男性が気軽に始められる副業としてホストは人気です。
2.副業ホストを雇う3つのメリット
副業ホストを雇う場合、オーナー側には3つの大きなメリットがあります。
- 低い単価で人を集められる
- 新たな刺激を与えられる
- 優れたホストを発掘できる
副業ホストを雇うことにいまいち乗り気でないオーナーも、この3つのメリットを知れば積極的に副業ホストを雇いたくなることでしょう。
それぞれ説明していきます。
(1)低い単価で人を集められる
副業ホストを雇う1つ目のメリットは、低い単価・人件費で人を集められることです。
副業ホストの給料は基本は時給制です。
お客様が多い時間帯にだけ副業ホストに入ってもらえば、新たな本業ホストを雇わなくてもスムーズにお店を回すことができます。
また、本業ホストはたいてい売り上げに対して50~60%のバック率(歩合)ですが、副業ホストはその半分程度が一般的となっています。
さらに、各種賞金やお店主催の行事や旅行も副業ホストは対象外というホストクラブも少なくありません。
つまり、本業ホストに比べて副業ホストなら人件費を安く抑えられる上に、簡単に人員調整ができるという大きなメリットがあります。
(2)新たな刺激を与えられる
副業ホストを雇う2つ目のメリットは、お客様やホスト同士に新たな刺激を与えられるということです。
いつ行っても同じホストばかりだとどうしてもお客様に飽きられてしまいやすくなりますね。
しかし、副業ホストという新しいメンツが加入することで、お客様も来店がもっと楽しくなることでしょう。
また、「この時間に行けば〇〇君に会える」とレア感が出て、積極的に来店してくれるようになる可能性もあります。
新たな刺激を与えられるのはお客様に対してだけではありません。
本業ホストも「副業ホストには負けていられない」と気合も入ることでしょう。
お互いに刺激をしあって一緒になってお店を盛り上げる良い雰囲気が生まれれば、活気も生まれてお店の人気も高まりますよ。
(3)優れたホストを発掘できる
副業ホストを雇う3つ目のメリットは、優れたホストをコストをかけずに発掘できることです。
ホストになるには、本人の希望もしくは本業ホストによるスカウトの2つの方法があります。
どちらの場合もお店で一からみっちり仕込んで本業ホストを育成することになりますが、やはり本人の向き・不向きがあります。
お店として手間や時間をかけたのにモノにならなかったケースも少なくありません。
しかし、他の世界を知っている分、話題が豊富な副業ホストは、店側が育成の手間や時間をかけなくてもお客様から人気が出るケースも多いです。
また、主たる収入が別にあるため、がっつき感がないところに魅力を感じるお客様も少なくありません。
その結果、副業ホストの中から人気が出てナンバーワンホストになるなど優秀な人材が現れることも珍しくありません。
このように、お店側としては労せずして筋の良い人材を発掘できるチャンスが増えるというメリットがあります。
3.副業ホストを雇う3つのデメリット
しかし、副業ホストを雇う場合、メリットだけでなく、デメリットも3つあります。
- ホストとして中途半端になりやすい
- お店の雰囲気が悪くなる場合がある
- ホスト業界の常識やルールが通用しない
経営側からみて魅力的なメリットも多い副業ホストですが、見逃せないデメリットもあるため、その点も考慮するようにしましょう。
次に1つずつ説明していきます。
(1)ホストとして中途半端になりやすい
副業ホストを雇う1つ目のデメリットは、ホストとして中途半端になりやすいということです。
ホスト1本で頑張っている本業ホストに比べ、副業ホストは本業である程度の収入が確保されている分、営業や接客に対する必死さや積極性がどうしても欠けてしまいます。
それが女性にとって「がっついてこないのが良い」と高評価になるケースもありますが、ホストクラブに慣れているお客様からすると「物足りない」という印象を受けるケースがあることも確か。
また、嫌なことがあるとすぐ辞めてしまうなどのリスクも高くなります。
本業ホストよりもモチベーションや意欲が低くなりやすい副業ホストは、ホストとして中途半端な立ち位置になることも多いので的確なサポートが必要です。
(2)お店の雰囲気が悪くなる場合がある
副業ホストを雇う2つ目のデメリットは、お店の雰囲気が悪くなる場合もあるということです。
時間制で働く副業ホストのメインの仕事は、本業ホストのヘルプ・サポート。
しかし、お客様にとっては自分についてくれたホストが本業だろうが副業だろうが関係のないことです。
時間になってサポートで入ってきた副業ホストをたまたまお客様が気に入った場合、最初から必死で接客していた本業ホストがそれを面白いと思うはずはありませんね。
それだけその副業ホストに魅力や技術があるということですが、本業ホストにもプライドがあり、仕方がないと納得して受け入れられる人は少数派でしょう。
その結果、ホスト同士の関係がぎすぎすしたり、お客様の前でホスト同士の嫌味やけんかなどの醜態を演じたりすることになる可能性もあるので気を付けましょう。
(3)ホスト業界の常識やルールが通用しない
副業ホストを雇う3つ目のデメリットは、ホスト業界の常識やルールが通用しないことです。
副業ホストにとってホストはあくまでも副業です。
そのため、本業ホストが持っているようなお店に対する義理や忠誠心やホスト業界での常識を、副業ホストに当たり前に求めることはできません。
例えば、自分についた顧客を連れて条件の良いライバル店に移ってしまう・お店の情報を他店に漏らしてしまうなどの本業ホストでは考えられない不義理やルール違反を副業ホストが起こすリスクも高くなります。
必ずしもホスト業界の当たり前が副業ホストには通用するわけではないということを雇う側が理解しておきましょう。
4.副業ホストを雇う際の3つの注意点
トラブルを防ぐために副業ホストを雇う際には、気を付けたい注意点が3つあります。
- 本業と両立可能かどうかを確認しておく
- 条件を明確にしておく
- ホスト業界のルールを指導しておく
副業ホストを雇い入れた後で大きなトラブルを生まないよう、雇う際には必ず確認しておきましょう。
(1)本業と両立可能かどうかを確認しておく
副業ホストを雇う場合の1つ目の注意点は、初めて副業ホストをする方の場合は本業と両立可能かどうかを確認しておくことです。
すでに副業ホストを経験している方なら問題ありません。
しかし、初めて副業でホストをしたいという方が、社会人になったばかり、あるいは転職したばかり、配置換えや昇進したばかりの方だった場合は注意が必要です。
まだ新しい環境に慣れていない状態で副業ホストを始めると、新生活で本業との両立ができずにすぐに辞めてしまう可能性が高くなります。
そのため、初めて副業ホストをする方を雇う時には、必ず体験入店などで仕事を経験させ、生活サイクルが整った上で本業との両立が可能かどうかを確認するようにしましょう。
(2)条件を明確にしておく
副業ホストを雇う場合の2つ目の注意点は、雇用の条件を明確にしておくことです。
あくまでも副業ホストにとってホストは副業であり、本業が忙しくなったりすると最初の条件ではうまくいかなくなることも少なくありません。
また、人気が出て売り上げが本業ホストよりも高くなった場合、歩合について不満が出る可能性もあります。
雇用条件で後々もめないように、最初の時点で働く上での条件を細かいところまで明確に書面にして残しておくようにしましょう。
(3)ホスト業界のルールを指導しておく
副業ホストを雇う場合の3つ目の注意点は、ホスト業界のルールを明確にしておくということです。
想像以上に縦社会であるホスト業界では、ホスト同士だけでなく、ホストとお店・ホストとお客様などで様々なルールがあります。
例えば、お客様の横取りはホスト同士の間ではタブーですし、お客様に指名替えを要求することもお客様との関係でタブーとされています。
これらの「ホストなら当然知っているはずのこと」を分かっていない副業ホストの無知が原因で、大きなトラブルを発生させることもあります。
副業ホストはヘルプがメインだからと最低限のルールの指導を省略してしまうのは厳禁。
円滑なお店の運営と人間関係構築のために、雇う際にはホストにとって必要最低限のルールは事前にしっかり伝えておきましょう。
まとめ
人件費の削減など経営上の利点やお店の活性化など様々なメリットがある副業ホストは、オーナーからすると非常に魅力的なことでしょう。
すでに本業ホストで十分賑わっているのなら敢えて必要ではありませんが、そうでない場合は起爆剤として導入してみてはいかがでしょうか?
ただし、副業ホストといえど、お客様からすれば本業ホストとなんら変わりはありません。
副業ホストを採用する場合は、その存在がお客様にも他の本業ホストにもお店のスタッフにもメリットとなるよう、事前の確認や指導など3つの注意点に気を付けて雇入れるようにしましょう。
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