『未収(みしゅう)』は気軽に作るべからず!返済に困った時のベストな対処法
「ホストクラブの『未収(みしゅう)』って何?」
「ホストではっちゃけすぎて多額の『未収』が返せなくて困っている」
華やかな大人の遊び場・ホストクラブは、日常生活では考えられないような金額が飛び交う場所でもあります。
そんな中、頻繁に耳にするのが『未収』『飛ぶ』などの専門用語。
そこでここでは、ホストクラブ業界でおなじみの『未収』の説明と合わせて、『未収』を作ってしまいやすいケースや『未収』で困った時の対処法について解説します。
『未収』は便利な面もあるシステムですが、ホストクラブ遊びで身を持ち崩すきっかけの1つになるリスキーなものでもあるのでこの記事を読んで注意するようにしましょう。
目次
1.ホスト業界の『未収』=客の立て替え金・借金
まず、ホスト業界でおなじみに『未収』について解説します。
- ホストクラブの『未収』とは
- 『未収』は信頼関係がある前提で可能
次に1つずつ解説していきますね。
(1)ホストクラブの『未収』とは
ホストクラブで使われる『未収』とは、”ホストクラブで遊んだ客の飲食代などの代金をホスト自身が立て替えるシステム”のことです。
また、ホストクラブでの飲食代をお客様がホストに借金していること・お客様に代わってホストが一時的に肩代わりしている金額のことも『未収』といいます。
ホストクラブで遊んだ代金をお客様が支払えない場合、担当のホストがお客様にかわり一時的に立て替えることになります。
この場合、お客様からすると『ホストに未収をしている(借金をしている)』ことになり、ホストからすると『お客様に未収がある(売掛金がある)』ことになります。
(2)『未収』は信頼関係がある前提で可能
『未収』はお客様なら誰でもできることではありません。
ホストからすれば、お客様のツケ分をお店に対して自分が立て替え、もしお客様が支払えなければ自分が被るわけですから、お客様との間に信頼関係がなければ許可できないことです。
しかし、ツケができたとしても「担当ホストから信頼されている」と有頂天になってはいけません。
なぜなら、ホストクラブの『未収』はホスト以上にお客様側に想像以上にリスクが高いからです。
2.知っておきたい『未収』を作りやすい2つのケース
『未収』のリスクの解説の前に、まずどんな状況で『未収』が発生することが多いのか解説しておきます。
- ほかのお客様に対抗して無理をしてしまう
- 結果を出したいホストから持ち掛けられる
「遊んだ分のお金は払わない」「ばっくれてやる」と最初から考えてホストクラブに行く人はいないことでしょう。
しかし、いくら本人に『未収』を作るつもりがなくても、ホストクラブでは状況によっては『未収』を作ってしまうことがあるのです。
次に1つずつ解説していきますね。
(1)ほかのお客様に対抗して無理をしてしまう
『未収』をしてしまう1つ目のケースは、ほかのお客様に張り合うために無理をしてしまうケースです。
具体的には、たまたま他の客とお気に入りのホストが指名被りし、対抗意識を燃やして高いお酒を注文してしまう、相手も高いお酒を注文したのでさらに注文してしまう…の意地の張り合いでとんでもない『未収』を作ってしまうケースが多いです。
ホスト同士だけでなくお客様同士でもプライドとプライドがぶつかり合うホストクラブではよく起こることなので、抱えきれない『未収』を作らないためには強い自制心が必要です。
(2)結果を出したいホストから持ち掛けられる
『未収』をしてしまう2つ目のケースは、ナンバー入りしたいホストや売上が厳しいホスト側から持ち掛けられるケースです。
『未収』はお客様が手持ちがないのにそれを越えて遊んだ結果と思われがちですが、実はそういったケースばかりではありません。
華やかな世界の裏で男同士熾烈な争いが繰り広げられるホストクラブでは、ナンバー入りするためにホスト側から「未収でいいから」とお客様にお願いし、高いボトルを注文してもらうことはよくあります。
また、売上が芳しくないホストがノルマやプライドなどから依頼してくることも。
このように応援しているホストから頼まれると断り切れず、余裕がないのに『未収』を受け入れてしまうお客様も少なくありません。
しかし、どんな理由であれ、自分で作った『未収』は自分の借金になるものです。
本来なら背負わなくてよい負債を抱えないように冷静に判断するようにしましょう。
3.『未収』は大きなトラブルのもと。『未収』するとどうなる?
自分のメンツやプライドのため、あるいはお気に入りのホストにいわれるまま『未収』を作ってしまうと、どんなことになるのでしょうか。
- 担当ホストから請求される
- 『未収』が払えず『飛ぶ』人もいる
- 飛んだらさらに過酷な取り立てが始まる
次に1つずつ解説していきます。
(1)担当ホストから請求される
『未収』は月末締めで前月分を翌月返済するのが基本ですので、まず、担当ホストから請求されることになります。
『未収』は担当ホストとお客様との個人間のお金の貸し借りという扱いであるため、お客様ごとに『未収』分を計算して回収するのはホストの仕事の1つです。
ホストもお客様からちゃんと返済を受けないと自分の給料から引かれてしまうため必死に回収をします。
その返済ができなければ、担当ホストのために作った借金でそのホストともめることになって本末転倒になるため、たいていのお客様は期日までにちゃんと返済しています。
(2)『未収』が払えず『飛ぶ』人もいる
しかし、中には『未収』分の借金を返済できず、逃げてしまう悪質な人もいます。
ホストクラブでイケメンに囲まれ美味しいお酒を楽しんでいる間は正常な判断力が失われてしまいがち。
そして後で「なんで大金を使っちゃったんだろう」「あの時の自分はおかしかった」と我に返り、ホストから請求されて返済を躊躇する人も少なくありません。
それでもなんとかして支払う人が多いのですが、中には『未収』分を払わないまま逃げようとする人もいます。
このように『未収』分を払わず逃げてしまうことを『飛ぶ』といいます。
(3)飛んだらさらに過酷な取り立てが始まる
悪質なケースですが『未収』分を払わず逃げてしまった場合、当然のことながら立て替えをしたホストやホストクラブ側は回収しようと必死にお客様を探すことになります。
夜の世界はネットワークが広がっているため逃げても見つかることが多く、そうなれば返済を迫られ何らかの方法できっちり回収が実行されます。
それでも本人が返済できない場合は、容赦なく職場や家族などに『未収』分の返済の請求が行くことも。
また、お店によっては悪質な債権回収業者に債権(『未収』分を回収する権利)を譲渡し、さらに過酷な取り立てが行われるケースも実際にあるようです。
つまり、『未収』を作ったらほぼ『逃げ得』はあり得ず、返済のために人生がめちゃくちゃにされると考えてよいでしょう。
4.『未収』でトラブルになる前に早めの対処を
自分で作ってしまったツケが期日までに払えないとわかったら、次のように対処することをお勧めします。
- 支払期日前に余裕をもって担当ホストに払えないことを伝える
- 現在払える分を支払う
- 支払いの延期や分割払いなど返済方法を相談する
- 残金をいつ払えるかを伝える
返済期日ギリギリになってからの対応では、ホストにも不信感を持たれてトラブルになる可能性が高くなります。
そのため、払えそうにないとわかった時点で素早く対処するようにしましょう。
しかし、自分に返済できないレベルの『未収』を作ってしまった場合は、早めに信頼できる第三者(弁護士など)に相談して対策を取るのが最善の方法です。
時効や返済方法の提案など法律的な解決方法を提案してくれますよ。
まとめ
『未収』はどんな経緯で発生したものでも、元はといえば自分が遊んだ分の代金です。
一時的にホストが立て替えてくれても、結局は後で必ず自分が払わなければならない『自分の借金』なのですから、最初から作らないように気を付けて遊ぶことが重要です。
そのため、いくらお気に入りのホストに頼まれたとしても「無理なものは無理」「自分にできることはここまで」ときっちり線を引くことがトラブルを防ぐ最大の防御法。
また、リスクをわかっているのにやたらと『未収』を持ちかけてくるような無責任で計画性のないホストとは離れるようにしましょう。
そして、『未収』を作ってしまったら誠実に対処し、困ったら第三者にすぐに相談するのがトラブルを防ぐ最善の方法です。
ホストクラブは、自分の支払い能力を把握して身の丈にあった遊び方で楽しむことが最も楽しく賢く遊ぶ極意ですよ。
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