赤ワインの最高峰!ロマネ・コンティの意味と知っておきたい歴史・魅力
「ロマネ・コンティっていったいどんなワインなの?」
「世界一高いワインはロマネ・コンティって聞いたけどどれくらいの価格なの?」
そんな疑問をお持ちではありませんか?
『ロマネ・コンティ』はワイン好き以外の方も名前を聞いたことがあるほど知名度の高いワインですが、「おいしい」「高い」以外にこのワインについて知らない方も多いですね。
しかし、長い歴史を持つロマンの結晶『ロマネ・コンティ』についてそんな表面的な認識でいるのはもったいないですよ。
そこで、ここでは世界一のワイン『ロマネ・コンティ』について、その概要と魅力、さらにその評価について徹底解説していきます。
この記事を読めば、世界最高のワイン『ロマネ・コンティ』の真の価値がわかるはずですよ。
目次
1.『ロマネ・コンティ』はぶどう畑の名前
世界でもっとも有名な赤ワイン『ロマネ・コンティ(Romanee-Conti)』の概要について解説します。
- 傑出したぶどう畑ロマネ・コンティ
- 『ロマネ・コンティ』の歴史
- 『ロマネ・コンティ』の価格
これを読めば、あなたも『ロマネ・コンティ』通!
次に一つずつ解説していきますね。
(1)傑出したぶどう畑ロマネ・コンティ
あまり知られていませんが、実は世界一有名で高価なワインと言われる『ロマネ・コンティ』は、畑の名前なんです。
畑といってもタダの畑ではありませんよ。
フランス・ブルゴーニュのヴォーヌ・ロマネ村にあるこの畑は、世界一のぶどう(ピノ・ノワール)を栽培する畑なんです。
最高のブドウを生み出すこの畑の広さはたった1.8ha。
サッカーコートに置き換えるとわずか2.5コート分しかないこの土地は、日当たりが良く、石灰質でできていて水はけはよいのですが、土地自体としては痩せています。
こんな土地になぜ最高のぶどうが育つのか不思議ですね。
しかし、この日当たり・水はけ・土地の質が最高のワイン『ロマネ・コンティ』を生み出す大きな秘密。
というのも、痩せた土地から水や栄養を得るためにぶどうはどんどん根を地中深く張りめぐらさなければなりません。
その結果、地中奥深くの豊富なミネラルなどをしっかり吸収して最高のワインを生み出すぶどうを育てることができるのです。
ぶどう栽培に必要な条件が一致した奇跡の土地、それがロマネ・コンティなのです。
(2)『ロマネ・コンティ』の歴史
次に、『ロマネ・コンティ』の歴史を見てみましょう。
『ロマネ・コンティ』の歴史は、なんと2000年前のローマ時代に始まります。
この時代から既にこの地ではぶどうの栽培とワイン造りが行われていたため、当時のローマ人が『ロマネ』と名付けたといわれています。
そして、今から800年ほど前の1232年にサン・ヴィヴァン・ド・ヴェルジィ修道院がこの畑を手に入れ、1760年にはコンティ公のルイ・フランソワ・ド・ブルボンが購入。
その頃からここで作られたワインを『ロマネ・コンティ』と呼ぶようになったのがこの偉大なワインの始まりです。
その後、ロマネ・コンティのぶどう畑は1912年にジャック・シャンボンとマリー・ドミニク・ド・ゴーダン・ド・ヴィレーヌが所有しドメーヌ・ド・ラ・ロマネコンティ社(DRC)として登録されます。
そして、1942年以降はド・ヴィレーヌ家とルロワ家がDRCを共同経営し、現在に至っています。
(3)『ロマネ・コンティ』の価格
『ロマネ・コンティ』の価格は、最低でも120万円程度です。
どの年もハズレのないといわれる『ロマネ・コンティ』ですが、特に評価・人気の高い1990年のものになるとなんと257万円の平均小売価格となっています。
庶民には手が届かない高価な『ロマネ・コンティ』ですが、それだけの価値が付く理由は次の2つの魅力を見ればお判りいただけることでしょう。
2.『ロマネ・コンティ』の2つの魅力
最高のぶどう畑ロマネ・コンティで作られた赤ワイン『ロマネ・コンティ』がなぜ傑作と呼ばれるのか、それは次の2つの魅力があるからです。
- 一切妥協なし!ワイン造りへの徹底したこだわり
- 毎年わずか5,500本!希少価値の高さ
次に1つずつ解説していきますね。
(1)一切妥協なし!ワイン造りへの徹底したこだわり
『ロマネ・コンティ』の1つ目の魅力は、DRC社のワイン造りへの徹底したこだわりです。
1977年以来、自然な環境で土壌と植物を保全し、価値を与える取り組みから設立した農法『ビオディナミ農法』を採用してぶどう栽培を行っています。
ぶどう畑を生きた生命体として考える『ビオディナミ農法』は、化学肥料や薬剤などに一切頼らない有機栽培を行い、土壌に負担を掛けないように馬で耕作するなど、とても手間も時間もかかる農法です。
そうやって丁寧に手を加えて育てられたぶどうを手摘みで採取し、さらに厳しく選果、そして伝統の技術で発酵・熟成させます。
澱引きや濾過も最低限、ワインの移動もポンプ不使用など、ワイン造りの全工程に惜しみない手間と労力をかけて作られているのです。
そんなワイン職人の愛情とプライドが凝縮したワインが高く評価されないわけがありませんね。
(2)毎年わずか5,500本!希少価値が高い
『ロマネ・コンティ』の2つ目の魅力は、希少価値が高いことです。
『ロマネ・コンティ』がどうやって作られるのかをみればわかるように、人気があるからといって大量生産をすることはできません。
また、『ロマネ・コンティ』は、最高のぶどう畑ロマネ・コンティで栽培されたぶどうでしか作ることができず、その畑を所有するのもDRC1社です。
そのため、他に競合するワインもなく、代替品をつくることは不可能。
つまり、今までもそしてこれからも世界にオンリーワンのワインであることも『ロマネ・コンティ』の価値をさらに高めているのです。
3.『ワインアドヴォケイト』による『ロマネ・コンティ』評価
最後に、世界で最も信頼できるといわれるワイン評価雑誌『ワインアドヴォケイト』による『ロマネ・コンティ』の評価を紹介します。
『ワインアドヴォケイト』は、神の舌を持つといわれる元弁護士のロバート・パーカー氏が評価するワイン評価誌です。
スポンサーがないので独立性が高く、その評価に一切忖度なし!
100点満点方式で、各項目をパーカーポイントで判断して評価します。
- 基礎点 50点
- ワインの色と外観 5点
- 香り 15点
- 味わい 20点
- 熟成の可能性など、全体の質 10点
2001年~2017年までの結果を見てみましょう。
製造年 | パーカーポイント | 製造年 | パーカーポイント |
2017年 | 98 | 2008年 | 96 |
2016年 | 100 | 2007年 | 96 |
2015年 | 100 | 2006年 | 98 |
2014年 | 97 | 2005年 | 99-100 |
2013年 | 97 | 2004年 | - |
2012年 | 99 | 2003年 | 90 |
2011年 | 96 | 2002年 | 90 |
2010年 | 97-99 | 2001年 | 91-93 |
2009年 | 98+ | - | - |
どの年を見ても高評価ばかりですね。
世界にオンリーワンのワインといっても『ロマネ・コンティ』がそれに甘んじることは決してありません。
それは、孤高のワイン評価誌『ワインアドヴォケイト』での評価を見ても明らかです。
まとめ
世界のワイン愛好家が一度は飲んでみたいと口をそろえて言うワイン『ロマネ・コンティ』は、長い歴史と最高の畑、そして職人の徹底したこだわりから生まれた傑作です。
一口飲むだけで感動を得られる『ロマネ・コンティ』ですが、その価値に比例して価格も高額であるため、口にする機会はあまりないかもしれません。
しかし、もし飲む機会に恵まれたら、『ロマネ・コンティ』の歴史やこだわりに思いを馳せながらじっくり味わってくださいね。
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