ホストにとって痛客こそが重要?厄介な痛客への対応法と3つの注意点

「痛客に気をつけろと先輩ホストに言われたが、そもそも痛客って何?」
「もし痛客に絡まれたらどうやってかわせばいい?」

どんな場所にもいるイタい人は、当然、ホストクラブにも出没するもの。

いわゆる「痛客」に当たってしまうとテンションも下がってしまいますが、そこを上手にかわしてこそ人気ホストへの第一歩。

良いお客様だけでなく面倒で厄介なお客様も臨機応変にうまく対応するのが接客業のプロであるホストです。

そこで今回は、痛客とはどんなお客様なのかの説明と合わせて、痛客対応の注意点・コツ3点を解説します。

この記事を読んで、痛客の上手なかわし方をマスターして、お客様だけでなく仲間のホストからの信頼も厚いホストを目指しましょう

1.ホストクラブにいる痛客とは

痛客とは、ホストが対応に困るような言動をし、周りにも迷惑をかけるお客様のことです。

「ホストなら自分の言う通りになるだろう」「自分さえ楽しめればいい」という自分勝手・自己中心的なふるまいでホストに負担を掛け、マナー違反やルール違反をし放題。

ホストとしてお客様を大事にしたいと思っていても、迷惑ばかりかける厄介な客は困りますね。

とはいえ、どんなに不快に感じてもホストという立場からお客様に強くは言えないことも少なくありません。

しかし、それではホストとして半人前。

真のホストは、痛客ですら上手にあしらい、良いお客様に変えて、お客様も自分も他のホストも楽しく飲める場を作り上げるもの

本物のホストを目指すなら痛客こそ自分を成長させてくれるお客様と前向きに考え、腕をどんどん磨いていきましょう。

2.痛客の行動別対応方法3選

痛客といわれるお客様の3つの迷惑行動とそれぞれに対するできるホストの対処法を紹介します。

主に痛客が行う迷惑行動がこの3つです。

  1. 酒癖が悪い
  2. ホストにキスやボディタッチを迫る
  3. 他のお客様に暴言を吐く

痛客に振り回されないためには、痛客の行動を予測し、痛い振る舞いをさせないよう未然に防ぐことが一番のコツ

しかし、痛客が初めてのお客様の場合は初見で厄介なタイプだとわからないことも多いのですが、接客の数をこなすうちに危ないタイプは感覚的に察知できるようになります。

まずは、痛客とはどんなものかを知り、対応がうまいホストの対応を覚えておくと良いでしょう。

行動別に対処法を紹介します。

(1)酒癖が悪い

痛客がよく行うNG行動1つ目は、酒癖の悪さです。

ホストクラブは、ホストと会話やかけひきを楽しみながらおいしいお酒を堪能する場所。

しかし、中にはホストクラブの雰囲気に舞い上がって、テンションが上がりすぎて加減を忘れて飲みすぎてしまうお客様もいます。

そのまま酔いつぶれてダウンし嘔吐や爆睡する、暴れる、絡むなどホストだけでけでなくクラブ全体に迷惑をかけることも。

そんな痛客には、自分が相手の酒量をコントロールしてあげるのが適切な対応法です。

売り上げが減ってしまうからとお客様のペースで自由にガンガン飲ませると後が大変なので、次の3つの方法でお客様が悪酔いしないように調整しましょう。

  1. アルコール度数の低めのチューハイやシャンパンをおすすめする
  2. 「今日はゆっくりお話ししたい」と会話を盛り上げてお酒のペースをスローダウンさせる
  3. それでも様子がおかしくなりそうだったら合間にチェイサー・ソフトドリンクを入れてもらう

ホストとの会話に夢中になれば、痛客も次第に自分のペースをつかんで無理なお酒の飲み方をしなくなります。

(2)ホストにキスやボディタッチを迫る

痛客がよく行うNG行動2つ目は、ホストにキスやボディタッチを迫るなどのセクハラ行為を行うことです。

ホストは会話や雰囲気でお客様を楽しませ、素敵な時間を過ごしてもらうエンターテイナー。

しかし、お客様の中には、「こっちはお金を払っているんだから」とホストを見下して性的な行為を要求してくる女性も残念ながらいます。

「お客様は神様」とはいえ、ホストもそんなモンスター客に我慢をする必要はありませんが露骨にやめろとも言えませんね。

そんな相手には、自分から先手を打ち、適度な距離感を作ることが有効です。

基本的にホストに性的なアプローチをしてくる痛客は、溜め込んだ過度なストレスや欲求不満をホストで晴らそうとしているので、先回りして欲求を発散させてあげるのが効果的。

  1. 触り魔の痛客の手を先に握り、肘をつっぱってそれ以上の接近を防ぎつつ、「手を握ってるとなんか安心する」「手がキレイな女性っていいよね」と手を褒めて気をそらす
  2. 褒めちぎって承認欲求を満たす
  3. 「キスはもうちょっと後で」とじらす

女性としてちやほやされたい、ホストを思い通りにコントロールしたいという痛客の心理をついて対応すると、それ以上、迷惑なアプローチをしてこなくなります。

(3)他のお客様に暴言を吐く

痛客がよく行うNG行動3つ目は、嫉妬して他のお客様に暴言を吐く行動です。

人気の高いホストになればなるほど指名かぶりが起こるのは仕方ないと受け入れるお客様が大半ですが、中には感情のコントロールが効かずに他のお客様に言いがかりをつける痛客もいます。

そんな痛客は「扱いが雑だから自分は大事にされていない」「指名かぶりした他の客より下に見られている」と勝手な被害妄想を膨らましていることが多いもの。

お客様側にも問題はありますが、ホストとしてそれぞれのお客様をしっかり満足させられていない自分の未熟さが本当の原因かもしれません。

嫉妬させてお客様同士を競わせて売り上げを上げるというホストもいますが、女同士の争いが過熱しすぎて他のお客様やホストクラブに迷惑をかけてしまっては元も子もありませんね。

周囲に迷惑をかけてしまう前に、暴言を吐く痛客には次の3つの対処法で感情が爆発しないようにサポートしましょう。

  1. 話をしっかり聞き、何が不満・不安かに耳を傾ける
  2. 一緒にいられる時間をしっかり楽しみたいと伝える
  3. 内心鬱陶しく思っていても笑顔で対応する

痛客も「お気に入りのホストはちゃんと自分を見てくれている」と思えば、心に自然と余裕も出てきて落ち着きます

3.痛客対応の3つの注意点

痛客に対応する時にホストが心得ておきたい注意点3つを解説します。

アルコールが入っているお客様や、精神的に不安定なお客様は、ホストが間違った対応をすると感情を爆発させて、思いもよらない突飛な行動に走るケースも少なくありません

  1. 自分が感情的にならない
  2. ネガティブワードを入れない
  3. 強制しない

この3つのポイントをおさえて痛客に接するようにすれば、信頼関係も結ばれて痛客が優良な太客や極太客に変わる可能性もありますよ。

(1)自分が感情的にならない

痛客の接客の上で1つ目の注意点は、自分が感情的にならないことです。

話の通じないお客様やルール・マナーを守らないお客様に対して、イライラしたりムカつくのは当然です。

しかし、そんな相手に対して自分もイライラしていたら、さらに相手の感情を逆なでしてひどい行動をとらせる誘因となってしまいます。

どんなに腹が立っていても、笑顔を心がけて

また、イラっとしてもアンガーマネージメント(怒りのピークである6秒をこらえる)で乗り切りましょう

(2)ネガティブワードを入れない

痛客の接客の上で2つ目の注意点は、お客様との会話にネガティブワードを入れないことです。

ネガティブワードとは、相手を否定しない言葉のことで、でも・だって・だからなどに代表されるD言葉も含まれます。

相手の怒りや不満をさらっと受け流し、しっかりと話を聞くこと。

その時、相手を肯定するS言葉(そうだね・そっか・その通りなど)を会話に積極的に入れて、相手の承認欲求を満たしているうちに、痛客も落ち着いてきます

(3)強制・圧迫しない

痛客の接客の上で3つ目の注意点は、強制・圧迫しないことです。

初めからホストに嫌われたいと思っているお客様はおらず、心から楽しみたいと思ってホストクラブを訪れ、ホストを指名しています。

それなのに満たされず、さらにホストに上から押さえつけられるような発言や態度を取られてしまうと、抱えていた不満や不安が爆発してしまうのは仕方がありません。

さらに、アルコールも入っているので冷静な判断もしづらくなり、もっと痛客化がエスカレートしてしまうのです。

優れたホストは、お客様が求めているものや抱えているものを素早く察知し、強制ではなく誘導するようにお客様を楽しませるもの。

痛客を手早くなんとかしたいからといってプレッシャーをかけてはいけません。

包容力を持って接していくうちに、相手からも信頼され、良い関係が築けるようになります。

まとめ

ホストも手を焼く痛客の行動と対処法、そして接する時の注意点をそれぞれ3つ解説しました。

面倒なお客様や厄介なお客様は敬遠したくなるものですが、そんなお客様をマナー違反させずに気持ちよくさせることができればもう一人前のホストといっても過言ではありません。

痛客こそが自分のホストスキルを高めてくれる良客とポジティブに考えることで、対応にも余裕や柔軟性も生まれることでしょう。

今回紹介した対応法や注意点をマスターしておけば、これからは痛客も怖くありません。

うまく痛客を接客するあなたの神対応が評判になるのは必至ですし、次第に指名客も増え、ホストとしての実力・地位を高めてくれることでしょう。

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